1974-04-23 第72回国会 衆議院 農林水産委員会 第32号
○上田委員 次に、この法律の内容に移らせていただきたいと思いますけれども、この法律の「目的」という項に、「農業者の老後の生活の安定及び福祉の向上に資するとともに、農業経営の近代化及び農地保有の合理化に寄与することを目的とする。」と載っておるわけでございます。一つは老後保障の項、並びに近代化、この二つの問題は、それぞれ福祉政策の問題であり、また、経済政策の問題であり、そして、そのどちらもがこの法案によって
○上田委員 次に、この法律の内容に移らせていただきたいと思いますけれども、この法律の「目的」という項に、「農業者の老後の生活の安定及び福祉の向上に資するとともに、農業経営の近代化及び農地保有の合理化に寄与することを目的とする。」と載っておるわけでございます。一つは老後保障の項、並びに近代化、この二つの問題は、それぞれ福祉政策の問題であり、また、経済政策の問題であり、そして、そのどちらもがこの法案によって
○上田委員 政務次官の御答弁を伺いまして、農林省側として、効率のよい近代的な農業を営ませるために、自立経営農家の育成というものについての努力をいかにはかっていらっしゃるかということの一面を伺ったわけでありますけれども、現在、農基法が失敗に終わったのではないかというような批評があるわけでございます。と申しますのも、規模の大きい農業を営ませるために、農業人口というものを引き下げていかなくてはならないという
○上田委員 農業者年金基金法の一部を改正する法律案につきまして、一時間程度、若干の質問をさせていただきたいと思います。 一昨年の、食料の問題が非常に話題にのぼった年でございますけれども、特に、日本にとりましては、大豆等の穀物の問題が大きく響いたわけでございますけれども、そのあと、農林省を中心に、食料の確保と自給制度というものを整えていかなくてはならない、という見地からいろいろな報告がなされ、また、
○上田委員 今回のこの法案の中で実にさまざまな点について改革がなされておるわけでございます。また学級編制につきましても、それぞれの立場で特殊学級あるいは中学校の複学級等の改革がなされておるわけでございますけれども、従来国民の間に一つの大きな要望があったのは、こういう点ももちろんのことでございますけれども、いわゆる学級編制の標準として、小中学校四十五名程度にするというものを四十名に向かって改善をしていったらどうかというような
○上田委員 いままでの状況ですと、自然減というものが非常に多くあった関係上、文部省の関係でもこうした改善については非常にやりやすい面があったということがうかがわれるわけでございますけれども、今回の第四次改善の内容を見てまいりますと、四十九年度を含めたこれからの五年間に児童生徒数が百五十七万人もふえるという予想が立てられておるわけでございますけれども、しかもその百五十七万人のうちの九七%というものがいわゆる
○上田委員 公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律また公立高等学校の設置、適正配置及び教職員定数の標準等に関する法律及び学校給食法等の一部改正を内容とする、このように非常に盛りだくさんな、各義務教育から高等学校、特殊教育、さまざまな方面にわたる非常に幅広い法律でございますけれども、その中から若干の質疑をさせていただきたいと思います。 まず、義務教育関係の問題から質問をさせていただきたいと
○上田委員 これもここ数年来よくいわれておることでございますけれども、当時日本の経済の成長率は高かったのですけれども、今日ほどのものでもなかった。また農村において農家の子弟たちが非常に多かった。そういう人たちを工業のほうに吸収するがために、財界からの要望もあって、こういう高専に大きな金を投じ、力をかけていこうというような雰囲気があったということを伺っております。しかし、その後大学自身に行かれる方々が
○上田委員 その当時、三十七年から三十九年までは非常に大きな数字で入学者がふえているわけです。三十七年ですと二千五百七十名であったものが、三十八年ですと四千七百九十名、三十九年は六千三百九十名、この三カ年は非常に大きな数字でもって伸びているわけでございますけれども、その後四十年から四十八年にかけましては、この三カ年に見られるような大きな伸びは見られないわけです。 そこでお伺いしたいわけでありますけれども
○上田委員 国立学校設置法の一部を改正する法律案について、若干の質疑をさせていただきたいと思います。二日ほど前に、すでにわが党からは三塚先生、そしてまた松永先生が御質問になりましたので、その個々の問題について若干質疑をさせていただきたいと思います。 まず徳山工業高等専門学校及び八代工業高等専門学校を新設するということについて、質問させていただきたいと思います。 昭和三十六年、いわゆる所得倍増政策
○上田委員 そういう方策によりまして食糧の安定的な供給というものをぜひはかっていただきたいと思うのですけれども、そのときに、まず、第一に問題となりますのは、生産性の上がる高度な機械を利用した近代的な農業を営もうとするならば、やはり、農業の人口というものをある程度減らしていかなくてはならないということで、これは事実だと思います。そこで、工場を地方に分散させるというような政策をとりながら今日まで政府はやってこられたのですけれども
○上田委員 いま政務次官のお話しを伺っておりまして、これからは食糧の逼迫という問題が非常に大きな問題であるから、食糧の安定的な供給をはかるんだ、そのために、この農用地開発公団の理由説明にも書かれておりますように、「国民食料の安定的な供給の確保を基本とした諸施策の展開が重要な課題となっており、」ということでこの法案が出されているのだというふうに理解しておりますけれども、いまの答弁にもありましたように、
○上田委員 農用地開発公団法案につきまして、若干の質疑をさせていただきたいと思います。 昭和三十六年に農基法農政というものが展開されましてからすでに十二年に至るわけです。その後、その基本方針が総合農政という形でさらに強められ、今日に至っているわけでございますけれども、その間、当初の、農業切り捨て論ではないかというような非難から、あるいは米の過剰問題等さまざまな問題が日本の農政に生じたわけでございますけれども
○上田委員 もう一点。いまお伺いしたのですけれども、この法案自体についてその独禁法の問題ではなくして、売惜しみ買占め防止法というような法律の補強になっているという感じがするのですけれども、その点についてはどう思われますか。
○上田委員 実はいま三百八十円という問題を出したのは、こうした三百八十円という灯油の値段が標準価格の一つのモデルケースだというように私たちは思っているわけなんです。それで出したわけなんですけれども、竹内さんが先ほどから、独禁法のより強い公取の姿勢が必要であるというようなことを言われまして、それには賛成であります。また、買い占め売惜しみ防止法の補強についても述べられたわけでございますけれども、そうした
○上田委員 参考人の方には非常にお忙しい中をまことに御苦労さまでございます。順次参考人の方々に御質問をさせていただきたいと存じます。 まず竹内さんにお伺いしたいのでございますけれども、この意見に対しまして反対だというようなことを言われまして、そしてその中で独自の立場からいろいろな生産者の方々に取り調べをし、そしてその中でほとんどの生産在庫というものについて心配はないというようなことがいま言われたわけでございますけれども
○上田委員 どうもありがとうございました。 次に、きょう幸いにいたしまして、東京教育大学の大島先生がおいでになっておりますので、東京教育大学の内部のことに詳しいと思いますので、少しお伺いしたいと思います。 大学という問題が、大学の自主的な判断によって移転しなければならないというようなことは当然だと思うのですけれども、その中にありまして、過去の経過をたどってみますと、まず四十二年の七月に、総合大学
○上田委員 どうもありがとうございました。 次に、非常に諸外国を回られ、また、日本の私学の大学のことにたいへん詳しい佐藤先生にお伺いしたいと思うのですけれども、今回のこの法案の一つの問題点は、参与会という制度があって、そしてそれが社会に開かれておるがために、管理体制が強くなり、かえって大学の自治を侵すのではないかという、そういう懸念があるということでございますけれども、いまの日本の私学におきまして
○上田委員 自由民主党の上田茂行でございます。 きょうは、皆さま方非常にお忙しい中をここまで時間をさいておいでくださいまして、まことにありがとうございます。以下、時間が少ししかないんですけれども、参考人の皆さま方に御質問を申し上げます。 私自身、数年前まで大学の内部におりまして、教授の皆さん方、あるいはまた学部のあり方、また大学自身のあり方というものについて、非常に不満を持っておった者の一人でございます
○上田委員 筑波大学が、そうしたいま大臣がおっしゃいましたような諸情勢の変化というものを踏まえながら、象牙の塔的な大学ではなくて、それ以外のそういうものを踏まえながらの新しい大学の試みだということはよくわかるのであります。 それではもう一つお尋ねしたいのですけれども、いわゆる大学の自治ということがよくいわれるのですけれども、諸情勢の変化によって、大学がどうあるべきかということは今後変わっていかなければならないという
○上田委員 まず、大学とは何かという問題から入りたいと思います。 私が大学に入る前と、そして紛争を通じて、大学というものに対する考え方というものは大きく変わりましたし、また世間の多くの人たちが、大学というものは一体どのようなものであるかということに対して、その考え方が大きく変わったと思うのです。 そこで私が文部大臣にお伺いしたいことは、文部大臣として、これからの大学がどうあるべきなのか。いろいろな
○上田委員 国立学校設置法等の改正法案、とりわけ筑波大学法案に関しまして若干の質問を文部大臣並びに文部当局の皆さん方にさしていただきたいと思います。何ぶん初めての質問でございますので、少し失礼な点があるかもしれませんけれども、その点はお許しを願いたいと思います。 このたび、東京教育大学を非常に自然環境に恵まれた筑波学園都市に移転されることを契機にいたしまして、そのいい点というものを踏まえながら非常